設立趣旨

1 趣 旨

我が国の長引く景気低迷、経済のグローバル化は、企業の経営環境を一層困難にしており、経営者にとって顧客の多様な価値観に如何に対応するか変革認識を問われている。また、ITを含めた技術革新は目覚ましく、様々な事業の変革に貢献している。企業の経営革新のためには、ITの利活用は不可欠なものであり、事業の成否を左右する大きな経営要素の一つであると言える。

ITコーディネータ制度は「経済産業省推進資格」として2001年に創設され、現在約6,500名のITコーディネータが様々な分野で活躍している。ITコーディネータは、新たな事業を創出するための経営とIT双方の領域の知識・技能の研鑽に励んでおり、とりわけ日本経済の中枢を担う中堅・中小企業の成長・競争力強化のために、広く社会に貢献することが重要な使命と捉えている。

これらの社会からの要請に応えるために、活動体制を組織化することとし、ここに「特定非営利活動法人熊本県ITコーディネータ協会」を設立する。

2 申請に至るまでの経過

熊本県在住のITコーディネータによる勉強会組織「ITコーディネータ熊本」は、2004年に設立された。これまでの活動は、ITコーディネータとしての自己・相互研鑽の場のみならず、地場経営者、ITベンダ、市民へのIT利活用のための研修会を定期的に開催してきた。近年は熊本県のIT調達支援等の自治体支援事業に取り組んでおり、公共サービス向上の一端を担っている。

ITコーディネータ熊本の設立から10年目を迎える2013年、これまで培った経営とITの知識・技能を活用し、組織化による社会的責任を高め、熊本県の経済発展、社会貢献に継続的に取り組むことを目的とする。

2012年4月よりITコーディネータ熊本の理事会を発起人会として準備を行い、2013年1月26日、ITコーディネータ熊本の賛同者による設立総会を開催し、法人設立を議決したのでここに申請する。

 

平成25年2月1日

 

 

法人名 特定非営利活動法人熊本県ITコーディネータ協会

設立代表者  住所 熊本市西区八島2丁目3番16号

氏名 杉原 健一